2009年4月 のアーカイブ

kanamori 2009年4月23日 10:38:11

現在,函館の科学者を紹介するwebサイトの準備をすすめています。

その第一回の取材にカメラマン役としてお邪魔してきました。
訪ねた先は北海道大学大学院水産科学研究院の中川聡さん
深海の微生物を研究する若手イケメン研究者です。
dr_nakagawa.jpg
すごい微生物を求めて沖縄の深さ約1000mの海に潜った時の映像をみせてくださいました。
インド洋での映像やサンプルの実物も見せて頂いたのですが,それらがまたすごい。
面白い話や多くの感激があったのですが,ネタバレとなってしまうので,記事が公開されるまでのお楽しみとさせていただきます。
カメラマン役と言いながら,私自身が興奮し,取材に口をはさんで質問をたくさんしてしまいました。
人類の知的好奇心を満たすのも役に立つ研究なのだとさわやかに語り,ご自身の研究については絶対に面白い成果として形にするという強い矜持をお持ちでした。
かっこいい函館の科学者さんとの出会いでした。


kanamori 2009年4月20日 06:20:41

4月19日,地域交流まちづくりセンターにて開催された写真アーカイブの研究会に参加しました。

函館では,川嶋稔夫さん(はこだて未来大)を中心としたマルチメディア推進協議会のグループが,写真アーカイブの構築に取組んでいます。

今年8月に開催する「はこだて国際科学祭2009」ではこの写真アーカイブのグループと連携し,「街の記録を編み上げるディジタルアーカイブ」と題したイベントを行います。ご家庭にある写真を持ち寄ってアーカイブに登録し,語り合うワークショップ形式のイベントとなる予定です。
写真だけでなく,人が集うこと,その写真についての”語り”もあわせて記録しようとしているところがミソ。
この企画は,科学を理解することよりも,科学技術を使って人と地域のつながりをつくることを強く意図しています。

さて,今回の研究会では,写真アーカイブのプロジェクトに関わる方々,それから,横浜で写真アーカイブ事業を行っている方々の発表がありました。

digital_meeting.jpg
#ディジタルな道具を活用する参加者の方々

それぞれのお話をご紹介するのは大変なので,私がこの研究会で持ち帰ったことを何点か紹介します。

■写真アーカイブの持ち得る色んな文脈
・教科書には載らないような,市民の目にとまった”感性”を媒介にした記録を残したい。
・様々な人との写真を持ち寄っての振り返りの時間が楽しく貴重。
・まちの歴史を振り返るための研究材料が誰にでも手に入るようになる。
・市民が参加するアーカイブ事業を通してまちの歴史を大事にする文化を育てたい。
・写真を集める行動を,まちのことを考え行動するきっかけづくりとする。

■研究会で教えていただいた情報の紹介

・みんなが持ち寄った写真をどう表示させて楽しむか,のヒント
連画

・思い出をどう管理して保存するか
思い出工学

・みんなで振り返るためには,ファシリテーションが大事!
グラフィックファシリテーション;やまざきゆにこ さん
もやもや議論にグラフィックファシリテーション!

・函館市の古写真,古地図での発見
函館市中央図書館デジタル資料館

精細な函館区真景は,田本アルバムにある写真をもとに作られたという気付き。
#星野裕さん(ビットアンドインク)のご指摘。
関連するエピソードはハコダテ150のこちらの記事に。

・進行中の写真アーカイブ
みんなでつくる 横濱写真アルバム

・沖縄ではこんな取組みも。
NPOちゅらしまフォトミュージアム

***

当日の発表者についてはハコダテ150の記事に紹介がありました。
トラックバックを送ります。
開港150周年を迎える函館の日々を記録するハコダテ150もディジタルアーカイブですね。



kanamori 2009年4月18日 12:12:21

函館港町のポールスターショッピングセンターにて,
4月25日(土)に小中学生を主対象にした科学イベントを行います。
サイエンス・サポート函館にて協働する函館高専の企画です。
お買いものついでにぜひ。
—————————–———————————————–

1.イベント名 ものづくり成果と科学の体験・展示会
2.日  時  平成21年4月25日(土) 13:00~17:00
4月26日(日) 10:00~15:00
3.会  場  ポールスターショッピングセンター
http://www.polestar-web.jp/
函館市港町1丁目2-1 / TEL:0138-62-7300
4.実施組織  函館高専、ロボットフェスinはこだて市民の会、
ポールスターショッピングセンター
5.内  容  ・「高専学生達のものづくり成果物」の体験展示
イカボー2号披露、路面電車シミュレータ操作体験、
津波シミュレーション展示、ボイリング実験実演、
的当てミニロボット操作体験、PC自作ゲーム体験、
顕微鏡観察体験、宝石鑑定体験、ラジコンレース体験など
・「エネルギー・ラボ」の体験展示
静電気、電磁誘導、風力・火力発電模型、燃料電池自動車模型、
スターリングエンジン模型、
水素吸蔵合金アクチュエータ実験装置など
—————————————————————————–


マニア向け,お勧めの一品は水素吸蔵合金アクチュエータです。
熱を運動にかえることが出来る,温泉のある函館向けの一品。

函館高専が実験装置の準備をすすめていたことは聞いてましたが,私はまだ実物を見たことがありません。動きが滑らかで静粛性能にも優れているそうです。
多分,見た目の派手な動きはないのでしょうが,科学の心がくすぐられます。


kanamori 2009年4月15日 11:01:32

カイ」という季刊誌をご存じでしょうか?

昨年10月に創刊された「北海道を探しに行く」雑誌です。
北海道内のコンビニ,書店で手に入ります。
#詳しくはリンク先をご覧ください。
私が手に取ってみたのは第2号からですが,
北海道生まれの私にとって,個人的なツボにはまる雑誌でした。
北海道大学の天塩研究林
同じく北海道大学の総合博物館
そして,人類最古のウィンタースポーツ,雪合戦を本気でスポーツとして発展させようという昭和新山国際雪合戦大会実行委員長の記事。
なんて北海道のコアな部分をつく誌面なのだと舌を巻きました。
そんな「カイ」の新しい試み,カイ路地というトークイベントが4月25日札幌ではじまります。
第一回にはサイエンス・サポート函館代表の美馬のゆりがゲストとして登場します。

「科学、あるいは農という分野で、大人は何を学び、どう楽しめるのか。」
科学は北海道探しの重要なテーマの一つ,かつ大人も学び,楽しめるものなのです。
札幌近郊にお住いの方,ぜひぜひ足を運んでみてください。
会場となっている紀伊国屋書店のインナーガーデンは開けた,明るい雰囲気のある素敵な場所です。
以下,カイwebサイトの案内転載します。

季刊誌『カイ』が、定例トークイベント「カイ路地」を開催します。
テーマは「北海道を探しに行こう」。
科学、あるいは農という分野で、大人は何を学び、どう楽しめるのか。
その先にどんな北海道が見えてくるのか。

フリーキャスター・林美香子、はこだて未来大学教授・美馬のゆり、
酪農学園大学理事長・麻田信二の3氏による公開座談。

北海道を探しに行こう。[カイ路地]vol.1
●開催日時:2009年4月25日(土)16:00-17:30
●開催場所:紀伊国屋書店札幌本店1F
(札幌市中央区北5条西5丁目 sapporo55ビル インナーガーデン)
●入場無料



kanamori 2009年4月6日 05:40:08

準備の様子(その1その2)をこのブログでお伝えしてきた,

サイエンスカフェ
「イカ墨はスパゲッティだけじゃない!~資源をつなぐ,函館の科学技術~」
の様子を写真を交えてお伝えします。
env_cafe0.jpg
会場は五稜郭タワーのアトリウム,午後の日差しが差し込む明るい素敵な場所です。
後ろには土方歳三の銅像もみえます。
env_cafe1.jpg
オープニングは北海道大学の高原さんによるイカの解剖ショー。
ステージ上でみて頂きました。
普段は生きたを解剖するので墨を吹きかけられるそうです。高原さんの青いつなぎは解剖時のユニフォーム。
今回は冷凍イカだったので,あばれませんでした。
env_cafe2.jpg
皆さん,見入ってます。
env_cafe3.jpg
通りかかったGO太くん
函館の誇るゆるキャラです。
env_cafe4.jpg
解剖ショーの後は講演会形式でのトーク。
サイエンスカフェの特徴とされる「双方向型のコミュニケーション」を意識し,質問カードの他,専門家から会場への二者択一の質問に答えるための表裏塗り分けた紙を用意しました。
主催者側の不手際で,時間通りにはじまらなかったり,機器に不備があったり,と運営は散々でしたが,ゲストのトークが魅力的で,多くの方に最後までお付き合い頂きました。
ご参加いただいた皆様,ご協力いただいた皆様,どうもありがとうございました。
サイエンス・サポート函館が関係する科学イベントでは,
素敵な時間の使い方だった,と感じて頂けることを目指しています。
今後もサイエンスカフェをはじめ,様々な企画を行っていきますのでご注目ください。
***
今回のサイエンスカフェは,函館環境会議のキックオフ企画に出展をしてみないかとのお誘いをうけてのものでした。
函館環境会議さんからは場所と時間,チャンスをご提供頂きました。
話題提供の専門家として参加してくださった高橋さん,松浦さんはサイエンス・サポート函館の実行委員つながりでした。
イカの解剖ショーを披露して頂いた高原さんと,当日スタッフを務めて頂いたメンバーは,北海道大学の理系応援キャラバン隊として活躍された北海道大学の学生さん達です。ボランティアのお願いをしたところ,快く応じてくださいました。
サイエンス・サポート函館は,このような繋ぐ役割も担っていきます。
***
ブログでのご報告ありがとうございました。
トラックバックを送らせて頂きます。


kanamori 2009年4月3日 04:30:41

#サイエンスカフェの案内はこちら。準備中その1はこちら

引き続き,サイエンスカフェ準備の様子です。
今回進行役を担当して頂く,北海道大学「理系応援キャラバン隊」で活躍したMさんと一緒にゲスト役の方達との打ち合わせにまわりました。
cafe_meeting2.jpg
イカの解剖ショーを担当してくださる北海道大学の高原英生さん(右)と打ち合わせ中。
実は,高原さんはケガをされていて入院中。お見舞いがてらの打ち合わせでした。
サイエンスカフェのゲストのお声掛けをした時には,外出許可取ってでも参加する!と快諾。
今回サイエンスカフェを楽しみにして頂いています。
#サイエンスカフェまでには退院出来るそうです。
今回のサイエンスカフェは函館環境会議キックオフ企画の一環で,環境をテーマとしています。
高原さんは生態学が専門で,3人のゲストの中では一番「自然環境」に近い立ち位置にいると感じました。
cafe_meeting3.jpg
最後に訪ねたゲストは北海道大学の高橋是太郎さん
水産利用化学がご専門です。
水産物からとれる”おまけ”,水産副次産物の利用について話題提供頂く予定です。
通常なら捨てられる,ホタテの貝殻やヒモ,イカのゴロ,ヒトデから色んなものが出来るんですよ。
可能性を広げる科学技術の夢の話の他,
新しい科学技術を実用化することは難しいというお話,
実用化に至らない科学技術にも面白い発見がいっぱいあるというお話,
さらには,必ずしも合理的には行動しない人間とどう科学を向き合わせるかという話,
興味深い話題がいっぱい出てきました。
科学者の語りって面白いんです!
日時:2009年4月5日(日)14:00-15:30
場所:五稜郭タワーアトリウム 函館市五稜郭町43-9
■参加無料,
■オープンスペースにつき途中出入り自由,
■飲食もご自由にどうぞ(飲食物は周囲のカフェ等でご購入ください)。

ぜひお越しください!


kanamori 2009年4月2日 08:54:03

cafe_meeting.jpg

4月5日(日),14時から,五稜郭タワーアトリウムで予定しているサイエンスカフェ「イカ墨はスパゲッティだけじゃない!~資源をつなぐ,函館の科学技術~」の打ち合わせ中の写真です。

サイエンスカフェは,気軽な雰囲気の中で専門家から科学の話を聞いたり,専門家と語らったりするイベントです。
今回は,通りがかりの人がちょっと立ち寄って参加出来るようなサイエンスカフェを目指しています。
写真は今回話題提供頂く3人の専門家のうちの一人,北海道教育大学函館校の松浦俊彦さんです。
笑顔が素敵でお話しも面白いです。
ナノテクノロジーを使った生物工学から科学教育まで,様々な分野の研究をされている方で,打ち合わせではイカ墨パウダーの電子顕微鏡写真をみせて頂きました。

イカ墨には紫外線カットの効果があるそうで,日焼け止めに使えないかと真剣に考えてらっしゃるご様子。
いや,日焼け止めても墨の色で真っ黒になりますから。
って,なんだか楽しそうでしょ?

気軽にコミュニケーション出来るのがサイエンスカフェの良いところです。
そのための仕掛けを色々と準備しています。

ぜひ,4月5日,日曜日,五稜郭タワーアトリウムにお越しください。