ando 2010年6月23日 03:26:30

 ちゅどーん!! ☆++( ̄∇ ̄)++☆ andoです。

ここ最近湿気が多くてむしむしとしますね。こんな日は、

 

 

そうだ、山へ涼みに行こう!! d( ̄∇ ̄*)

 

 

と、昔のJRみたいな発想で函館山へ行ってまいりました。

 

 昨日の函館市内は最高気温が25度。夏日となりました。
ちなみに今年函館市で初めての夏日となったのは6月13日でした。
そこで過去4年間の夏日の初日を気象庁のホームページで調べてみました。
 

 2010年6月13日 (今年)
 2009年6月25日
 2008年7月 3日
 2007年6月12日
 2006年5月27日

 

 結構バラバラしているものですね。

確かに去年、一昨年はかなり夏が遅かったイメージがあります。夏日が遅かったのもひとつの心理的要因だったのかもしれないですね。

 

さて、話を戻して・・・

 15:30過ぎ、函館山登山道を車で上ります。
緑が生い茂って、もっふりとした函館山。
こんな多湿な夏は植物にとって天国なんでしょうけれど、僕のような人間にとっては「不快」です。もっとも本州の梅雨に比べたら快適ですから、文句を言ったらバチがあたりそうですが。。。

 

 


より大きな地図で はこだてサイエンス観光マップ を表示

 

 

 

 函館山山頂に到着すると、思ったほど人は少なく、観光客よりも地元の人がのんびりしている姿を多く見かけました。あいにく函館市全体に、もやがかかってはいたものの、昼間の函館の景色も夜景に劣らずきれいです。
 

CA3A0129

 

 さて、この函館山にちょっと面白いものがあります。

それはこちらです↓

 

hidokei1

 

 日時計でございます!! ( ̄∇ ̄)/
もちろん誰もが知っている日時計。古代から人間が用いてきたもっとも単純で原始的な時計なのですが、「実際に日時計を使えるか?」というのはまた別問題です。日常生活で日時計を使う機会など普通はありませんからね。
 

 目盛りを読めばことがすむだろうと思われがちなのですが、実はそのまま目盛りを読んだだけでは正確な時刻はわかりません。

 

さて、皆さんなぜでしょう!!(゜◇゜;)

ひとつ理由を挙げるとしたらなんと答えますか?

 

 

ただ日時計を読んでも、自分の時計の時刻と一致しない理由。

な・・なぜ一致しないのだ・・・・Σ( ̄□ ̄;)

 

わかりますか??

答えのひとつは意外と単純なものです。
 

 函館山の日時計は、「函館山」という場所に差す太陽の光をもとに時間を計ります。

つまり「函館山という場所」での時刻を知ることができます。

 

・・・・って、当たり前やないか(°Д °;)

 

 いやいや、ここがポイントなのです。

 日本の時計の正しい時刻というものは、兵庫県明石市(東経135度の子午線を通る街)を基準とした日本標準時を使っています。つまり明石市で計った日時計と函館山の日時計では明らかに場所が違うので、日時計の差す影はずれています。だからその分生じた時差を補正しなくちゃいけないのです。

 地球は360度で24時間に相当しますので、函館(東経140度42分)は明石より約5度東にあると考えると、24時間の360分の5、つまり約20分だけ明石市より早いのです。その20分を日時計の時刻から引いてあげないといけません。

 

ということで、計った時間から20分引いて、一件落着d(^-^*)

 

・・・と、思いきや!!

 

 

 実は補正しなくてはいけない時差は、日本標準時だけではありません。

地球と太陽の距離は一定ではなく、時々刻々と変化しています。さらに地軸の回転や公転速度などの天文学的な要因がたくさん絡んできます・・・・

 

んなもん計算できるか!!  (°Д °;)

 

というのはもっともです・・・
そこで時差表という便利なものが作られています。それがこちらです。

 

 jisa

 

 この波模様は天文学的な時刻のズレを教えてくれるありがたいものです。
さらには明石市の約20分のズレも加えて目盛りをとってありますので、ただこの表をみてマイナス何分差し引くかをみてあげれば正確な時刻を知ることができるのです。この写真の日は6月22日。時刻のズレ何分でしょうか?

 

 ではではそれを踏まえて、ここでクイズ。じゃじゃん♪

この日時計の写真は何時何分に撮られたものでしょうか?
ではどうぞ(* ̄∇ ̄)/

 

hidokei2

 

日時計もCITIZENなんですね(笑)

時刻を読むのは簡単ですが、この時刻から時差を引いて下さいね。
答えは一番最後に書いておきます。

 

 そこでちょっとしたページの紹介。東京造形大学教授の小野行雄氏の、「世界の日時計・日本の日時計の始まり」と題した簡単な日時計講座があります。

 ちなみにこの記事を読んで僕はちょっとびっくりしたのですが、2000年に「日本日時計の会」というものが発足したそうです。世界ではイギリス日時計学会(British Sundial Society)主催による国際日時計会議が、オックスフォードのセントアンズカレッジ(St. Anne's College)で2004年に開催されています。

 日時計なんてマニアックだなぁ・・・なんて思われそうですが、大学で天文学や宇宙工学を学ぶ人は「天体位置計測学」などで、詳しい時刻の解析手法をまなびます。時刻の計算は非常に大切な学問の一つになっています。イトカワまで飛んで帰ってきた衛星「はやぶさ」を飛ばした日本の技術に時刻の解析はものすごく貢献しているのです(^-^)/

 

 では最後に、函館山からみた函館市のパノラマ写真を一枚パシャリと。

 

panorama

 

 ちなみにこの日は函館どっくに護衛艦が見えました。

 

goei

 

 造船所のシンボルだった紅白のゴライアスクレーンがなくなって、ちょっとさみしい函館どっくですが、新しい形でさらに発展していってほしいものです(^-^*)

 

 函館山へ行ったこの日、気象庁から異常天候早期警戒情報が発表されました。北海道は6月27日頃からの約1週間は、平均気温が「かなり高い」確率が30%以上であるということなので、来週は少し気合いをいれないと暑さでぐったりしてしまいそうですね..f(^-^;)

 

回答:日時計は15:20撮影です。合っていましたか??

 

[参照]
日時計の部屋 [日本日時計の会]
http://www.ne.jp/asahi/sundial/hidokei/index.html



ando 2010年5月18日 02:46:05

ちゅどーん!! ☆++( ̄∇ ̄)++☆ andoです。

今度からこれで登場します(謎)

 

今年は春の訪れが遅い北海道。

桜の開花も例年よりもだいぶ遅かったですね。

どうやらエルニーニョ現象と北極振動の影響らしいです。

 

北極振動とはあまり聞き慣れないかも知れませんね。かいつまんで言うと、冬期間に北極でたっぷりと溜まっていた寒気が、ジェット気流の勢いが弱まると南の地域へ漏れ出し、強いとまた寒気をとどめるという、周期的な冷気のため込みはき出し現象のことです。

 

 …って、今回は気象ネタではないので、あまり脱線しないで本題に(笑)  

 

 さて皆さん 『アイヌネギ』 をご存じですか?

もちろん北海道の人はおなじみなのですが、スーパーの野菜コーナーでは色々な名前で売られています。

一番慣れ親しまれているのは『ギョウジャニンニク』ですね。そう言えばこの前ARCSで『キトピロ』と書かれて売られていました。呼称は違えどみんな同じです。

僕はちっさい頃から『アイヌネギ』で育ったので、こっちの呼び名を以下で使わせてもらいます。

 

 初めてアイヌネギを採りに行ったのは、記憶をたどれば確か幼稚園にあがる前でした。農家でもないのに畑作業が好きな一家だったので、

 

  「基本的に野菜は自分で作れるもんはなるたけ自分で作るもんだ」

 

という教えがしみついていますσ( ̄∇ ̄ )

アイヌネギはその名の通り「ネギ科」の植物なのですが、においがそりゃもうニンニクとそっくりです。葉っぱが開ききる前の4月中旬が我が一族の山入りの目安です。(山入りとは仰々しいですが(^-^;))  

 

 さて、今回は旧戸井町の山に入って参りました。雨続きだったので、ちょうど晴れ間を狙った22日に思いついたら吉日ということで出発。

 

 

 

ちなみに山菜の詳しい場所については「簡単には教えてはならぬ!!」というのが、この業界の暗黙のルールですので(どんな業界だ)、場所はここらへん程度にしておきます(笑) ちなみに、しっかりとした装備で行かないと大変です。

 

ドラ○エのキャラクターだったら、

 職業:市民(Lv.2) 

 装備:さびた鎌(手), 軍手(手), 長靴(足), スウェット(服), おしゃれな鈴(アクセサリ)

 

という感じでしょうかね。  

ちなみにちょっとした旬の食材採りなので、そんな山奥には分け入りません。

ただ山ですから、当然

 

ヒグマが出ます(°Д °;)

 

 おしゃれな鈴(守備力0)は、熊よけのためにぶら下げます。

ヒグマが人を襲うのは人間と突然予期せぬ遭遇をして、びっくりして防御行動で襲うというのが多いそうです。鈴を持つ理由は、ヒグマに人間の位置を知らせるためです。つまり、突然遭遇してヒグマをびっくりさせない為の鈴なので、鈴の音がヒグマの嫌な周波数帯の音であるという科学的な根拠はありません。

 

さてさて、そんな装備でどこでアイヌネギをとるかというと、ご覧ください・・・

 

  

 ↓↑ 見事な崖です

 

CA3A0076

 

まさに急勾配の土手に這いつくばって写真を構えていました。

・・崖です。

崖の上のなんちゃらです(°Д °;)

 

くだんの崖の上のネギはご覧の通り、ぴょこんと雑草のように生えてます。

 

CA3A0074

 ↑ 一見すると単なる雑草ですよね(笑)

 

 ↓ このように崖に群生しています。アイヌネギだらけ・・

 

CA3A0075

 

今年は何故か不思議とアイヌネギをむしり取りながら「ぽ~にょぽ~にょぽにょ♪」と鼻歌を歌ってました。。。

 

アイヌネギは湿った土壌を好むので、落葉樹で下はかなり軟らかいので気を抜けません。猿のようにひょいひょい崖を登りながら、見つけては採る作業です。

 

 これがはまります!!

 

長靴で足場を確保しながらなるたけあまり人が採らなさそうな場所をかぎつけて採ります。

プチ登山家の気分を味わえるのもアイヌネギ採りの醍醐味です。

 

 山菜採りのルールですが、必ず厳守しなくてはならないのが

 

 鉄の掟: 「決して根っこから採らない!!」

 

ということです。

 「守れねぇヤツは熊さ食われちまぇ!!」って幼少の折、親戚のおばあさま(明治生まれ)が言っていたのを思い出します…ヽ(´◇`;) さすが明治の人の言葉は重いです。

 根を残すと来年も再来年も採れるのですが、「根こそぎ」はもう文字通りの死滅と同じです。山菜採りの基本マナーは日本人の不文律ですよ( ̄∇ ̄*)

 

さて上にあげた写真からは、アイヌネギだけの初春の殺風景な山入りのように思われがちではありますが、初春の最後の残雪が溶けたばかりの山では、チラホラと小さな自然の幸せを見つけることが出来ます。

まずは、融雪水をたたえた清流。 ご覧下さい!!

 

CA3A0083

 

春のうららの隅田川。そんな童謡を思い起こす沢の清流はなんか活力を頂きますね d( ̄∇ ̄*)

一面に苔(こけ)がびっしり。苔の質も古びた石碑に張り付いている年代を感じさせるようなものとは違って、生気のある生きた苔とでもいいましょうか(笑) 写真をご覧下さい。

 

kureson1

 ↑ 苔がちょっと長いんですね(笑) 

 

 苔の中に三つ葉のクローバーのようにちょろっと生えているのは、クレソンです。

 そう、このままサラダにできます。川でちょちょっと洗って懐からマヨネーズを出して、口にほおばりたいのは山々なのですが、北海道の河川は、エキノコックスというものがあるので、万が一を考えやめましょう。

(家でしっかり洗って食しました)

 

 一見殺風景な初春の山は、これから様々な草木が萌えようとする潜在的なパワーを秘めています。その場に立っていると、「あぁ…山って強い強い生き物なんだなぁ…」と思いますね(-_-。)

 

もちろん、アイヌネギだけではありませんよ。いろいろな野草をあちこちに見ることが出来ます。そこでほんの少し野草のご紹介。

 

まずは 「キクザキイチゲ」 ↓

 

kikuzakiichige

 

エーデルワイスのように真っ白ですね。函館山にも自生していることで有名です。漢字で 『菊咲一華』 と書きます。なんか剣術の必殺技みたいですね。『喰らえ!! 菊咲一華!!』みたいな(^-^;) [漫画にありそう]

イチリンソウ属です。花びらが強く切り込まれたのが特徴的です。紫色のものもあります。函館山では紫色もよく見られるらしいです。

 

 

そして、これも函館山でも見られます。「エゾエンゴサク」です↓

 

ezoengosaku

 

蒼い色が鮮やかです。漢字表記で 『蝦夷延胡索』 です。エンゴサクという言葉は漢方薬でよく目にする方も居るのではないでしょうか。観賞用の植物として楽しめるかわいらしさがあります( ̄∇ ̄*)

 

 

そして、最後は山菜のお約束。「カタクリ」です↓

 

katakuri

 

片栗粉はまさにこれが原料です。カタクリの根から精製されます。

ちなみにこのカタクリ、全部食べられます。おひたしにして食べるとカタクリの自然な甘みが口の中にほわんと広がります。葉の模様が一見毒々しいと思われて、葉は食べられないと勘違いする方もいるみたいですが、そんなことはありません…f(^-^;)

 

と、山菜の宝庫の春の山。これからの時期はそろそろタケノコやフキですね。

またレポート致します。ちなみに、収穫はご覧の通りでした。

 

gyojya

 これだけあると、なかなか強烈な匂いがリビングに広がります(笑)

 

 [注意] 山菜はきちんとした知識をもって採りましょう。わからない、自信がないものは毒草と間違える危険性がありますので、採らないようにしましょう。

 

今回の山菜採りの大まかな位置関係です。

今回は戸井町近辺でした( ̄∇ ̄*)

 


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ando 2010年4月19日 02:06:01

函館公園内の動物施設が先日改修工事を終えて、再オープンしたとのことで行って参りました。いまさらながら場所はコチラ。


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今日はポカポカと平年の初春の函館らしい暖かさ。

つい数週間前までダウンジャケットを着込んで寒空の下を闊歩していたのが嘘のようですね。 さてさて、車内で木村カ○ラを聴きながら15:30頃に函館公園着。 なんでこう函館に住み始めると「改装」って言葉にワクワクするんでしょうかね(笑) ゲートに入ると、あのお世辞にも素晴らしいとは言い難い動物舎でしたが、ご覧下さい!!

 

01

 

02

 

こ…こんな立派にΣ( ̄□ ̄;)

うーん、ちょっと前の動物舎を知っている者にとっては感動です。 やはり実際皆さんに函館公園は訪れて欲しいということもあり、今回はあまり写真にガシガシ撮るということはしませんでした。ちんまりと小出しですが、白鳥をパシャリと(笑)

 

03

 

白鳥がのんびりと羽をわしわしと毛づくろいしている様は癒されますよ。

ちなみにここの動物舎には「白いクジャク」がいます!! インドのタージマハルのごとく真っ白です。 普通のクジャクの色素が抜けた珍しいクジャクだそうですよ。もっとも、「あの色彩のゴージャスさが孔雀冥利というものだよ。」と言うなかれ。 石膏のように白いクジャクはまた神秘的ですよ。白い鳥は平和や純潔さの象徴ですから素敵です ( ̄∇ ̄*)ポワーン

函館公園内はここ数年間あちこちの改修工事を続けて、10年前とはすっかり様変わりしました。 お花見の時期に並ぶ屋台の小道もきれいに舗装されてご覧の通りです。

 

04

 

もうすぐお花見のシーズン、桜の咲く函館公園もいいですか、一度お出かけしてみてはいかがでしょうか。 ちなみに、散歩がてらこの函館公園内の博物館にも入ってきたのですが、なんと土方歳三が池田屋事件の時につけていた蜂金(ハチガネ)があります!! ここの博物館はブラタ○リ的な函館のコアな郷土資料が盛りだくさんなのです(☆_-)bキラリ

 

 さてさて、本日の科学のお話ですがインドクジャクについて。

 最近、総研大の長谷川眞理子教授の研究が話題になりました。

 長谷川教授はクジャクの性淘汰の研究をなさっている方で、2005年に著書「クジャクの雄はなぜ美しい?」を大幅に加筆修正したことで有名となりました。 それまでの学説では雌(メス)は雄(オス)クジャクの羽の美しさを判別して求愛を受け入れていたというのが通説と考えられていたのですが、どうやらそうではないことが近年の研究でわかってきました。実は羽の視覚的な模様とクジャクのオスが発するある特徴的な「鳴き声」がメスがオスを選ぶ際のキーポイントとなることがわかってきています。

このことに関する詳しいお話が京都精華大学のWebページの講義ノートに会話調で掲載されています。非常に読みやすく楽しくまとまっているので、今回はそのホームページにゆだねることにいたします。 いやいやホントわかりやすい(^-^*)

以下のリンクから、

第8回講義「人間はどういう動物か 種族はなぜ保たれるのか―説の今昔―」

を是非ご参照ください。 京都精華大学のオープンコースウェア生物学I(第8 回講義)にクジャクの性淘汰に関するお話などが少し載っております。 函館中央図書館でも先の長谷川眞理子先生の本を借りる事が出来ます。2005年版お薦め致します。

 

(参考文献)

1. 京都精華大学 オープンコースウェア「生物学I講義」

2. 「クジャクの雄はなぜ美しい?」(長谷川眞理子著:紀伊國屋書店; 増補改訂版版 (2005/09))



ando 2010年3月27日 07:03:17

今回のサイエンス観光マップのレポートはandoが拙筆ながら紹介させて頂きます。今後もご縁で投稿することがありますので、よろしくお願い致します。

では簡単に自己紹介を。

函館生まれ函館育ちなのですが、長らく東北地方で生活をしておりました。
高校までは行動範囲が(なにせ子どもだけに)狭いものですから、意外と市外出身の大学生のほうが、移動手段があったり、夜の繁華街で色々な情報を仕入れることが出来るのでジモッチー(地元の人間)よりも道南を知っているかも知れませんね。
…あ、ジモッチーって言い回しは昭和の匂いが(笑)Σ( ̄□ ̄;)

 

…と、話が変な方向に行かないように早速記事を…f(^-^;)ポリポリ
 

そう…あれは…3月上旬のやや曇った日のこと…
(怪談ではない…)

 

 

————–

3月7日(日曜日)、行って参りました鹿部へ♪
お目当てはもちろんお題の通り、毎年この時期に開催される「ホタテ祭り」です。
正式名称は『鹿部美味ほたて三昧と温泉満喫DAY』というのですが、最近では通称の「ホタテ祭り」の方がなじみ深いことと思います。
今年で5回目を迎えるそうですが、私は去年から参加させて頂いております。

 

ではでは当日の様子をレポートしてみます(^-^)/

 

場所は鹿部町字本別。地図で言いますとご覧の通り。[Google MAPより]
より大きな地図で はこだてサイエンス観光マップ を表示

 

 噴火湾の縁に位置して、駒ヶ岳の裾野に広がる鹿部の町。どことなく静岡県富士山麓の海岸沿いを彷彿とさせます。(東海道新幹線の車両からの富士山のパノラマな眺めはすごいものですが)

 開始が午前10:00ですから今年も混雑を予想していたので、朝の8時頃にわたわたと準備をして、8:45に函館出発。
市内は幹線道路沿いの残雪がほとんどなくなり、晩冬から初春の香り。函館新道から望む大野平野はまだ雪で一面真っ白。やはりまだまだ枯れ山の雪は春には程遠く。(気温は9:00の時点で-2.4度とまだまだ朝冷え厳しく、それなりの防寒をしないと凍えます。)

CA3A0045

 

 20分ほどで大沼に到着。こういう時には函館新道の御利益をひしひしと実感致します。
大沼からは43号線を道なりにひたすら走りつづけ鹿部の町へと突入。10時前にもかかわらず普段は閑散とした43号線が車15台程のちょっした大名行列になっていました。
ホタテの力は渋滞をおこす。まさにホタテの力学…(意味不明)

 

会場は「鹿部ロイヤルホテル」の特設会場なので、ひたすら砂原方面の道路をホタテめがけて走ります。対向車がすれ違う度に「あの車ホタテ積んでるよ絶対。」「検問したら荷台からホタテごろごろだよ。」とどうでもいいことで会話が弾む叔母達を見ると、月日の流れを感じます。。。。

 

到着すると既にホテルの駐車場はすでに満車。臨時駐車場が設けられていました。とりあえず臨時駐車場からの眺めを一枚パシャリ。
 

CA3A0051

 

あの奥に、ホタテ達が!!
考えただけで赤子のようによだれが…じゅるり(食い意地だけは人一倍)

ホテル前の駐車場は観光バスが4台以上。札幌の観光バスもあったのでかなり遠地から来ていらっしゃるようでした。
そしてドキドキの会場がこちらです!!

CA3A0046

 

 「人が○○のようだ…」 なんてジ○リの名映画のセリフを彷彿とさせられるほど人だかり。
雰囲気としては去年よりも5割り増しと行ったところでしょうか。

 

テントごとにいくつかのブースがありまして、なんといっても一番のお目当ては

 

◎二年貝活ほたて18枚(1袋)500円(税込)

 

18枚です!! 噴火湾の新鮮なホタテ達が18枚も入って500円なのです!!
このために遠路はるばるガソリン代をかけるのです(笑)
すでに8列に並んでかなり長い行列になっておりました。
 

ちなみに購入制限は特にありませんので、ビニール袋3-4袋抱えて行く方は沢山おります。10袋くらい買いたい所ですが、もちろんホタテは殻がついていますので、買いすぎると両手にダンベルを抱えて歩くような重さになります。私は親戚4人で訪れるものですから、分担作業で荷物持ちならぬホタテ持ちをすることになります。

そのお隣では、「浜の母さんお手製「ホタテの稚貝のお味噌汁」」が1杯130円で提供されています。なにぶん行列がすごいものですから、活ホタテ購入組。味噌汁購入組…と、毎年手分けして並んでおります(笑)
ちなみに私は今年も味噌汁購入組。人数分しっかり確保いたしました。

CA3A0048

 

 これは寒空の中、骨の髄まで温まります。
稚貝といってもあなどるなかれ。
味噌がホタテの出汁の味に負けるほどの濃厚なうまみです。「グルタミン酸」という言葉をテレビショッピングで聞いたことがある方も多いと思いますが、まさにホタテのうまみ成分ですね。

 

そしてこれも毎年恒例のブース、焼きホタテ無料で食べ放題!!
沢山のホタテをひたすら漁協の方が丁寧に焼いて、ふるまって下さいます。
焼き加減はもちろんレア。活きがよいからレアで食べられるのが噴火湾活ホタテブランドの醍醐味とも言えますね。

CA3A0050

 

この足下に置いているお茶の減り具合が、その忙しさを象徴しているかのようで印象的でした。

そしてそのアツアツの焼きホタテをパシャリ!!
思い出しただけでパブロフの犬のように…ダラダラ(よだれの音)

a2

 

 ちなみに黒い部分だけはきれいに取り除いて食べます。
この黒いのはホタテの胃です。(他は美味しく全部いただきます)
ちみにあの三日月型の赤い部分は生殖巣にあたります。白子みたいなものですね。
 

実はこの生殖巣の色でオスとメスの区別がつくのです。
このように赤みがかった色をしているのはメスのホタテ貝。オスは白い乳白色をしています。トリビアみたいなものですが、スーパーでお買い物の際是非確認してみて下さい。
もちろん胃も生殖巣もありますので、心房、心室、腸のほかに眼だってホタテにはちゃんとあります。軟体動物は不可思議なイメージがどうしても先行してしまいますので、「臓器があるのぉぉ!?」なんて思っちゃいますよよね(笑)(^-^;)
この世で初めてナマコを食べた人間は、きっと罰ゲームで食わされたんだろうなぁ…と、いつも思うんですよ。根拠もなく(笑)

さて、ちと焼きホタテを拡大してみると・・・

01

 

ざっとこんな感じになっています。

 

さてさて折角の機会なので、もう少しホタテについてみてみることにしましょう。

 

ホタテガイは別名『アキタガイ』と呼ばれています。
私はよくキャンプや居酒屋で炭火焼きにするとき「どっちの殻が上なんだろう」って考えていましたが、殻は「右殻」「左殻」と分類するので、上下ではないようです。ちなみに赤茶色の面が左殻で白い面が右殻です。
味噌汁の写真を拡大してみると・・・

02

 

 うんうん。確かに右と左は全然違いますね。納得。
真横からホタテを見ると実は白い右殻側の方がふくらんだカーブをしています。
海底ではその白い右殻を下にして寝そべっている訳です。
なので、焼くときは白い方を下にして焼きましょうね(笑)

 

天然ホタテの寿命は10年といわれているそうですが、今回のホタテ祭りでは二年貝をメインにしています。

地元の漁師さん曰く「小ぶりでも稚貝と二年貝が一番味は濃いんだよ。」とのことでした。

 

ちなみに豆知識がてら、たまにこんな誤解があります。
 

「ホタテの殻は年輪のようになっているから、それを見ればすぐに何年ものなのかわかる」

 

これは誤りです。
 

 貝殻で年齢を推定するのは、確かに成長縞によってある程度解析することができますが、木の年輪のように縞がすべからく夏と冬のような対応をしていません。海中に生きているので、その海水の成分や温度差、干満の差であったり、時には稚貝放流をしたときのストレスなど複雑な要素がてんこもりなので、成長縞の解析研究は難しい課題となっているそうですよ。

 

 さてさて今度はちょっと歴史をひもといてみましょうか。
 

 「帆立て(ホタテ)」という名前は18世紀の頭(江戸中期)に出版された『和漢三才図』という今で言う百科事典に既に登場しているそうです。ホタテの生息域はおよそ東北より上。南限は千葉県の銚子と言われています。(参考文献*1) 

 つまり西日本でホタテガイはいません。まさに北の味覚なわけですね。
西日本でホタテをみたという人の多くは「イタヤガイ」と混同するそうで、江戸中期の『和漢三才図』でもその混乱の跡がしっかりと記述されているそうです。
ホタテの学名はラテン語で「Pecten yessoensis (ペクテン・エッソエンシス)」というのですが、この「yessoensis」は「蝦夷」の意味があるのです!!
世界共通の学名になぜ蝦夷が?と少し私は驚いたのですが、ここに函館と深いゆかりがありまして。
実はホタテの標本を持って帰ったのが黒船で来港したペリー提督なのだそうです。時は安政。大河ドラマで龍馬伝や篤姫を見ていた私は井伊直弼を思い出します。(どうでもよい余談)

 

 そんなわけで、実に考えれば考えるほどに奥の深いホタテの生態は研究の底がつきないものなのです!!!
が、私と家族にとっては結果としてはバター焼きとなって腹の底に落ちついて終わってしまうものです(笑) ちゃんちゃかちゃん♪

参考文献
*1.『軟体動物二十面相』 奥谷喬司著 (東海大学出版会)
*2.『フィールドベスト図鑑 日本の貝2』奥谷喬司著 (学研)
*3.『海の科学 海洋学入門』柳哲雄著 (恒星社厚生閣)
*4.『貝殻・貝の歯・ゴカイの歯』大越健嗣著 (成山堂書店)



kanamori 2009年6月29日 06:28:43

函館市のお隣,七飯町にある横津・松本農園にイチゴ狩りに行ってきました。


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露地ものいちごの収穫は函館周辺の場合,6月中旬~7月上旬です。
によりますと,全国的には1~5月のゴールデンウィークまでのいちご園が多いようです。
全国的な最盛期とはずれています。
ウンチク好きのワタクシ,まずは小ネタから。
イチゴは園芸学からみると野菜なのはご存じですか?
そんな予備知識を持ちながら,収穫をしてきました。
ichigo01.jpg
確かにイチゴは木ではなく,草から生えています。
もう一つ気になるのは,下の黒いビニール。
全景はこんな様子です。
ichigo02.jpg
土が盛ってあって,そこが黒いビニールで覆われています。
これは太陽の熱を効果的に受け取るための,露地ものならではの方法ですね。
ちなみに国立天文台のこよみの計算で収穫に行った6月28日の函館の南中高度を調べてみますと,71.5度。一番高い時でもこの角度ですから,日中の大半の時間は斜め上に太陽をみています。
ですから,盛り上がって斜面を太陽の方向に向ける盛り土が効果的になるのです。
盛り土の壁面はきちんと太陽の通る南の方角を向いていました。
(うねが東西方向に走っています)
こういうところ,農業をやっている方は科学的だと感じます。
ichigo03.jpg
美味しいイチゴをたくさん食べて帰ってきました。
品種は「けんたろう」とのことです。
「けんたろう」の名前についてのウンチク,それから北海道でイチゴ狩りに行く方はこちらが参考になります。
***
松本農園の情報
2009年は6月14日に開園;7月上旬まで ブログによると6月28日に閉園とのことです。また来年のお楽しみ。
開園:10:00-16:00
料金:大人600円,子ども400円
041-1122 北海道亀田郡七飯町字大川548
函館新道七飯大川入口を旧横津スキー場に向かうと目印ののぼりあり。
連絡先:ブログを参照


kanamori 2009年6月13日 08:06:04
さて,前回(タケノコ採りの注意点編)に引き続き,函館のおとなり,北斗市(旧大野町)の上二股タケノコ園の話です。

より大きな地図で 試作版_はこだてサイエンス観光マップ を表示

北海道はタケノコと言っても,ササノコ,ネマガリダケの子です。

生えている時はこんな様子です。
sasa03.jpg
私がタケノコ園を訪れたのはもう日が高くなってから。
多くの人たちは朝早くからやってくるようで,行きがけに狭い林道で何台もの車とすれ違いました。
すれ違った車の方からは,もうないよー,なんて言われ,あまり期待せずにタケノコ園に入りました。
確かに,小道から目の付くところにはあまり生えていません。
生えていても,すごく細いものばかり。
ですが,ちょこっと笹ヤブの中に入りこんでみると,結構ありました。
1本見つけると,その周辺にもう2,3本生えているようです。
それから,細いものと太いものの差が明瞭。
太いものは太いものでまとまって,細いものは細いものでまとまって生えています。
どうせなら太いササノコが欲しい。
そこでちょこっと考えました。
タケノコは地下茎で広がる植物です。
細い笹が生えている地下茎から,突然太いササノコが生えてくるとは考えにくいです。
地下茎|学研キッズネット 学習百科事典)
そうか,太いササノコは太い笹の周辺に生えるのです。
この点に気付いてからは,足元だけでなく,漕いでいる笹の太さにも注目。
太い笹の根本周辺を覆っている枯れ葉をかきわけて探してみました。
やみくもに探すよりもずっと効率的に太いササノコを採ることが出来ました。
sasa04.jpg
左側:笹の太さに注目してとったササノコ/右側:あまり考えずに最初に採っていたササノコ。
一番太いのは10円玉位の太さがありました。
細いから味が落ちる,ということはないのですが,太い方が食べ応えがあります。

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kanamori 2009年6月13日 06:31:57
サイエンス・サポート函館では,はこだて国際科学祭の他,はこだて科学網として,地域のネットワーク作り,日常的な科学イベントのサポート,運営や情報発信にも取り組んでいます。

その枠組みの中で,はこだてサイエンス観光マップ(2009年6月13日現在工事中)を企画しています。執筆者が訪れた場所やお勧めの観光地などを科学の小ネタを交えて紹介します。さっぽろサイエンス観光マップを参考としました。

登録後どなたでも投稿出来るブログとして運営する予定ですが,現在のところプラットフォームが未整備です。当面はサイエンス・サポート函館のコーディネーターブログの中で,コーディネーターの金森1名を投稿者としてやっていきます。
さて,今回紹介するのは,函館のおとなり,北斗市(旧大野町)にある上二股タケノコ園です。

より大きな地図で 試作版_はこだてサイエンス観光マップ を表示

北海道でタケノコと言えば,ネマガリダケ,竹ではなく,笹の子を指します。
姫竹とよんだりもします。
函館市民の市場,中島廉売でタケノコとして売っている(函館新聞,2009/05/15)のもネマガリダケでした。

とは言っても,函館には竹林があります。松前にもあります

札幌出身の私は,もしかしたらタケノコ園は竹林なのでは?とあらぬ期待をしていたのですが・・・

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kanamori 2009年3月29日 02:18:59

先週,春分の日の連休に,趣味の登山で大千軒岳に行ってきました。
daisengen01.jpg

#写真:大千軒岳へ向かう途中,雪解けの知内川。木々は芽吹く一歩手前。樹冠がほんのり色づいています。
[大千軒岳周辺の地図]
【注意】まだまだ山の上は冬です。登山には十分な準備と装備,技術,体力が必要です。
登山は無理のない計画を立て,リスクは自身で受け入れてください。
私(=コーディネーターの金森)の前職は雪氷学の研究者でした。
私を科学の世界に呼び込んだ,雪山でみられる様々な自然現象をご紹介します。

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kanamori 2009年2月26日 07:55:07

2009年3月13日追記:
地図を付加してみました。さっぽろサイエンス観光マップのようなものを函館でもやってみたいと思っています。


大きな地図で見る

追記ここまで

先日のイカール星人vsタワーロボに登場した函館山要塞に触発され,冬の函館山の早朝散歩に行ってきました。

hakodateyama1.jpg

夜明け前の函館山。
動画の影響で,私の脳内では完全に要塞に変換されています。

hakodateyama2.jpg
早朝のよいところは,だんだんと明るくなっていく様子を実感出来ることです。
刻一刻と空の色,まちの色がかわっていきます。

ついでに科学的な小ネタ。(つづく。日の出の写真もありますよ)

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