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ando 2010年5月18日 02:46:05

ちゅどーん!! ☆++( ̄∇ ̄)++☆ andoです。

今度からこれで登場します(謎)

 

今年は春の訪れが遅い北海道。

桜の開花も例年よりもだいぶ遅かったですね。

どうやらエルニーニョ現象と北極振動の影響らしいです。

 

北極振動とはあまり聞き慣れないかも知れませんね。かいつまんで言うと、冬期間に北極でたっぷりと溜まっていた寒気が、ジェット気流の勢いが弱まると南の地域へ漏れ出し、強いとまた寒気をとどめるという、周期的な冷気のため込みはき出し現象のことです。

 

 …って、今回は気象ネタではないので、あまり脱線しないで本題に(笑)  

 

 さて皆さん 『アイヌネギ』 をご存じですか?

もちろん北海道の人はおなじみなのですが、スーパーの野菜コーナーでは色々な名前で売られています。

一番慣れ親しまれているのは『ギョウジャニンニク』ですね。そう言えばこの前ARCSで『キトピロ』と書かれて売られていました。呼称は違えどみんな同じです。

僕はちっさい頃から『アイヌネギ』で育ったので、こっちの呼び名を以下で使わせてもらいます。

 

 初めてアイヌネギを採りに行ったのは、記憶をたどれば確か幼稚園にあがる前でした。農家でもないのに畑作業が好きな一家だったので、

 

  「基本的に野菜は自分で作れるもんはなるたけ自分で作るもんだ」

 

という教えがしみついていますσ( ̄∇ ̄ )

アイヌネギはその名の通り「ネギ科」の植物なのですが、においがそりゃもうニンニクとそっくりです。葉っぱが開ききる前の4月中旬が我が一族の山入りの目安です。(山入りとは仰々しいですが(^-^;))  

 

 さて、今回は旧戸井町の山に入って参りました。雨続きだったので、ちょうど晴れ間を狙った22日に思いついたら吉日ということで出発。

 

 

 

ちなみに山菜の詳しい場所については「簡単には教えてはならぬ!!」というのが、この業界の暗黙のルールですので(どんな業界だ)、場所はここらへん程度にしておきます(笑) ちなみに、しっかりとした装備で行かないと大変です。

 

ドラ○エのキャラクターだったら、

 職業:市民(Lv.2) 

 装備:さびた鎌(手), 軍手(手), 長靴(足), スウェット(服), おしゃれな鈴(アクセサリ)

 

という感じでしょうかね。  

ちなみにちょっとした旬の食材採りなので、そんな山奥には分け入りません。

ただ山ですから、当然

 

ヒグマが出ます(°Д °;)

 

 おしゃれな鈴(守備力0)は、熊よけのためにぶら下げます。

ヒグマが人を襲うのは人間と突然予期せぬ遭遇をして、びっくりして防御行動で襲うというのが多いそうです。鈴を持つ理由は、ヒグマに人間の位置を知らせるためです。つまり、突然遭遇してヒグマをびっくりさせない為の鈴なので、鈴の音がヒグマの嫌な周波数帯の音であるという科学的な根拠はありません。

 

さてさて、そんな装備でどこでアイヌネギをとるかというと、ご覧ください・・・

 

  

 ↓↑ 見事な崖です

 

CA3A0076

 

まさに急勾配の土手に這いつくばって写真を構えていました。

・・崖です。

崖の上のなんちゃらです(°Д °;)

 

くだんの崖の上のネギはご覧の通り、ぴょこんと雑草のように生えてます。

 

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 ↑ 一見すると単なる雑草ですよね(笑)

 

 ↓ このように崖に群生しています。アイヌネギだらけ・・

 

CA3A0075

 

今年は何故か不思議とアイヌネギをむしり取りながら「ぽ~にょぽ~にょぽにょ♪」と鼻歌を歌ってました。。。

 

アイヌネギは湿った土壌を好むので、落葉樹で下はかなり軟らかいので気を抜けません。猿のようにひょいひょい崖を登りながら、見つけては採る作業です。

 

 これがはまります!!

 

長靴で足場を確保しながらなるたけあまり人が採らなさそうな場所をかぎつけて採ります。

プチ登山家の気分を味わえるのもアイヌネギ採りの醍醐味です。

 

 山菜採りのルールですが、必ず厳守しなくてはならないのが

 

 鉄の掟: 「決して根っこから採らない!!」

 

ということです。

 「守れねぇヤツは熊さ食われちまぇ!!」って幼少の折、親戚のおばあさま(明治生まれ)が言っていたのを思い出します…ヽ(´◇`;) さすが明治の人の言葉は重いです。

 根を残すと来年も再来年も採れるのですが、「根こそぎ」はもう文字通りの死滅と同じです。山菜採りの基本マナーは日本人の不文律ですよ( ̄∇ ̄*)

 

さて上にあげた写真からは、アイヌネギだけの初春の殺風景な山入りのように思われがちではありますが、初春の最後の残雪が溶けたばかりの山では、チラホラと小さな自然の幸せを見つけることが出来ます。

まずは、融雪水をたたえた清流。 ご覧下さい!!

 

CA3A0083

 

春のうららの隅田川。そんな童謡を思い起こす沢の清流はなんか活力を頂きますね d( ̄∇ ̄*)

一面に苔(こけ)がびっしり。苔の質も古びた石碑に張り付いている年代を感じさせるようなものとは違って、生気のある生きた苔とでもいいましょうか(笑) 写真をご覧下さい。

 

kureson1

 ↑ 苔がちょっと長いんですね(笑) 

 

 苔の中に三つ葉のクローバーのようにちょろっと生えているのは、クレソンです。

 そう、このままサラダにできます。川でちょちょっと洗って懐からマヨネーズを出して、口にほおばりたいのは山々なのですが、北海道の河川は、エキノコックスというものがあるので、万が一を考えやめましょう。

(家でしっかり洗って食しました)

 

 一見殺風景な初春の山は、これから様々な草木が萌えようとする潜在的なパワーを秘めています。その場に立っていると、「あぁ…山って強い強い生き物なんだなぁ…」と思いますね(-_-。)

 

もちろん、アイヌネギだけではありませんよ。いろいろな野草をあちこちに見ることが出来ます。そこでほんの少し野草のご紹介。

 

まずは 「キクザキイチゲ」 ↓

 

kikuzakiichige

 

エーデルワイスのように真っ白ですね。函館山にも自生していることで有名です。漢字で 『菊咲一華』 と書きます。なんか剣術の必殺技みたいですね。『喰らえ!! 菊咲一華!!』みたいな(^-^;) [漫画にありそう]

イチリンソウ属です。花びらが強く切り込まれたのが特徴的です。紫色のものもあります。函館山では紫色もよく見られるらしいです。

 

 

そして、これも函館山でも見られます。「エゾエンゴサク」です↓

 

ezoengosaku

 

蒼い色が鮮やかです。漢字表記で 『蝦夷延胡索』 です。エンゴサクという言葉は漢方薬でよく目にする方も居るのではないでしょうか。観賞用の植物として楽しめるかわいらしさがあります( ̄∇ ̄*)

 

 

そして、最後は山菜のお約束。「カタクリ」です↓

 

katakuri

 

片栗粉はまさにこれが原料です。カタクリの根から精製されます。

ちなみにこのカタクリ、全部食べられます。おひたしにして食べるとカタクリの自然な甘みが口の中にほわんと広がります。葉の模様が一見毒々しいと思われて、葉は食べられないと勘違いする方もいるみたいですが、そんなことはありません…f(^-^;)

 

と、山菜の宝庫の春の山。これからの時期はそろそろタケノコやフキですね。

またレポート致します。ちなみに、収穫はご覧の通りでした。

 

gyojya

 これだけあると、なかなか強烈な匂いがリビングに広がります(笑)

 

 [注意] 山菜はきちんとした知識をもって採りましょう。わからない、自信がないものは毒草と間違える危険性がありますので、採らないようにしましょう。

 

今回の山菜採りの大まかな位置関係です。

今回は戸井町近辺でした( ̄∇ ̄*)

 


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kanamori 2009年6月13日 08:06:04
さて,前回(タケノコ採りの注意点編)に引き続き,函館のおとなり,北斗市(旧大野町)の上二股タケノコ園の話です。

より大きな地図で 試作版_はこだてサイエンス観光マップ を表示

北海道はタケノコと言っても,ササノコ,ネマガリダケの子です。

生えている時はこんな様子です。
sasa03.jpg
私がタケノコ園を訪れたのはもう日が高くなってから。
多くの人たちは朝早くからやってくるようで,行きがけに狭い林道で何台もの車とすれ違いました。
すれ違った車の方からは,もうないよー,なんて言われ,あまり期待せずにタケノコ園に入りました。
確かに,小道から目の付くところにはあまり生えていません。
生えていても,すごく細いものばかり。
ですが,ちょこっと笹ヤブの中に入りこんでみると,結構ありました。
1本見つけると,その周辺にもう2,3本生えているようです。
それから,細いものと太いものの差が明瞭。
太いものは太いものでまとまって,細いものは細いものでまとまって生えています。
どうせなら太いササノコが欲しい。
そこでちょこっと考えました。
タケノコは地下茎で広がる植物です。
細い笹が生えている地下茎から,突然太いササノコが生えてくるとは考えにくいです。
地下茎|学研キッズネット 学習百科事典)
そうか,太いササノコは太い笹の周辺に生えるのです。
この点に気付いてからは,足元だけでなく,漕いでいる笹の太さにも注目。
太い笹の根本周辺を覆っている枯れ葉をかきわけて探してみました。
やみくもに探すよりもずっと効率的に太いササノコを採ることが出来ました。
sasa04.jpg
左側:笹の太さに注目してとったササノコ/右側:あまり考えずに最初に採っていたササノコ。
一番太いのは10円玉位の太さがありました。
細いから味が落ちる,ということはないのですが,太い方が食べ応えがあります。

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kanamori 2009年6月13日 06:31:57
サイエンス・サポート函館では,はこだて国際科学祭の他,はこだて科学網として,地域のネットワーク作り,日常的な科学イベントのサポート,運営や情報発信にも取り組んでいます。

その枠組みの中で,はこだてサイエンス観光マップ(2009年6月13日現在工事中)を企画しています。執筆者が訪れた場所やお勧めの観光地などを科学の小ネタを交えて紹介します。さっぽろサイエンス観光マップを参考としました。

登録後どなたでも投稿出来るブログとして運営する予定ですが,現在のところプラットフォームが未整備です。当面はサイエンス・サポート函館のコーディネーターブログの中で,コーディネーターの金森1名を投稿者としてやっていきます。
さて,今回紹介するのは,函館のおとなり,北斗市(旧大野町)にある上二股タケノコ園です。

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北海道でタケノコと言えば,ネマガリダケ,竹ではなく,笹の子を指します。
姫竹とよんだりもします。
函館市民の市場,中島廉売でタケノコとして売っている(函館新聞,2009/05/15)のもネマガリダケでした。

とは言っても,函館には竹林があります。松前にもあります

札幌出身の私は,もしかしたらタケノコ園は竹林なのでは?とあらぬ期待をしていたのですが・・・

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kanamori 2009年3月29日 02:18:59

先週,春分の日の連休に,趣味の登山で大千軒岳に行ってきました。
daisengen01.jpg

#写真:大千軒岳へ向かう途中,雪解けの知内川。木々は芽吹く一歩手前。樹冠がほんのり色づいています。
[大千軒岳周辺の地図]
【注意】まだまだ山の上は冬です。登山には十分な準備と装備,技術,体力が必要です。
登山は無理のない計画を立て,リスクは自身で受け入れてください。
私(=コーディネーターの金森)の前職は雪氷学の研究者でした。
私を科学の世界に呼び込んだ,雪山でみられる様々な自然現象をご紹介します。

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