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はこだて国際科学祭2010ご協力ご支援へのお礼

2010/10/01

2回目も無事開催

この度は、はこだて国際科学祭へのご協力、ご支援、誠にありがとうございました。
9日間の会期で開催した「はこだて国際科学祭2010」は、事故もなく好評のうちに終えることが出来ました。2回目を迎えた今年は「食の未来を函館から考える」をテーマに、食と科学に関わる内容を中心に据えた展覧会、サイエンスカフェ、サイエンスライブ、実験教室、科学屋台、クイズラリー、科学技術映像祭の入選作品を上映するサイエンスシアター、昆虫学習会など昨年を上回る合計27のプログラムを実施いたしました。多彩なプログラムを子どもから大人までを対象に開催することができましたのは、多くの方々のご協力、ご支援の賜物です。関係者一同、心より御礼申し上げます。

地域への広がり

今回は、特に地域の行政、大学、研究機関、市民団体の方々に多くのご助力を頂きました。市立函館保健所の協力による連携プログラム、食の分野を得意とする大学の協力、大学や市立の図書館での連携プログラム、函館国際水産・海洋都市推進機構や工業技術センターからの出展、NPOが管理する函館市青年センターや路面電車を運営する函館市交通局の会場協力など、地域への広がりを実感しております。

期間中の入場者数は、西部地区会場でのべ2,100人、五稜郭地区会場でのべ3,600人、湯の川地区会場でのべ2,900人、路面電車会場でのべ100人、市内8図書館による連携企画でのべ2,500人でした。人口28万人規模の函館という都市で、「科学」にかかわるイベントとして、合計11,000人超の方々に足をお運びいただけたたことは、大きな喜びです。

また、昨年に引き続き各種メディアからも注目され、はこだて国際科学祭という試みを地域の方々に知っていただくという点で、一定の効果を得ることができたと確信しております。北海道新聞地方版夕刊紙では直前に特集記事が組まれ、新聞、テレビ、ラジオ、ウェブメディアでは連日科学祭プログラムの紹介がありました。

来年に向けて

サイエンス・サポート函館という科学祭実行組織は、まちぐるみの大きなイベントの企画運営については素人の集団です。今年もまた、科学祭の実施を通して、実行委員をはじめ、函館市職員、学生、生徒、ボランティア市民の方々に、一連の活動を通して学ぶ機会、成長の機会をいただくことになりました。 来年の「はこだて国際科学祭2011」は、「健康・医療」をテーマに、8月下旬の開催を予定しています。次回は、今年度までの独立行政法人科学技術振興機構による支援期間を終え、自律に向けた大きな転機を迎えます。これまで築いてきた皆様との繋がりを大切に、年間を通じて出前教室などを実施する「はこだて科学網」、科学技術に関するコミュニケーションを担う人材育成のプログラム「はこだて科学寺子屋」の取り組みも踏まえ、持続可能な仕組みを構築していきます。

今後ともご支援、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。


2010年9月吉日
サイエンス・サポート函館
代表 美馬のゆり